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ICL手術は確定申告で医療費控除の対象に!還付金の目安と申請手順

「ICLを受けたいけれど、費用が高額で迷っている」
「自費診療だから、全額自己負担なのは仕方がない…」
もしそう思って諦めかけているなら、少し待ってください。

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、国の制度である「医療費控除」の対象になります。
確定申告を行うことで、支払った費用の一部が税金として戻ってくる(または安くなる)かもしれません。
年収や手術費によっては、実質負担額が10万円以上も軽くなるケースがあるのです。

この記事では、ICLを検討中の方が損をしないために、「なぜ控除の対象になるのか」「いくら戻ってくるのか」、そして「具体的な申告手順」を、専門用語を使わずにわかりやすく解説します。

ICL手術が医療費控除の対象になる理由

結論からお伝えすると、ICL手術は原則として医療費控除の対象です。

しかし、なぜ対象になるのか、似たような視力矯正手段である眼鏡はどうなのか、疑問に思う方も多いかもしれません。
ここではその理由と違いについて解説します。

① 視力回復のための「治療」として認められているから

よく「レーシックやICLは美容整形と同じ扱いではないか?」と心配される方がいますが、原則としてその必要はありません。
国税庁は医療費控除の対象について「医師による診察や治療のために支払った費用」と定義しています。

視力回復を目的としたICL手術は、単なる美容目的ではなく、「角膜の屈折異常を矯正して視力を回復させる手術(治療)」として正式に認められているのです。

② 眼鏡やコンタクトレンズはなぜ対象外なのか?

一方で、よく比較される「眼鏡やコンタクトレンズ」の購入費用は、原則として医療費控除の対象外になります(※医師が治療に必要と認めた特殊なケースを除く)。

その理由は「視力を補うための日常生活に必要な用具の購入」とみなされるためです。
「眼鏡やコンタクトは対象外だが、ICLは『医師による手術』なので対象」というのが明確なルールです。
数十万円の出費だからこそ、この制度を確実に利用しましょう。

年収別にみる還付金のシミュレーション

実際にどれくらいお得になるのでしょうか。
「ICL手術費用として60万円を支払った(その他の医療費なし)」という設定で、年収ごとの目安をシミュレーションしてみます。

ここでの「戻ってくるお金」とは、銀行に振り込まれる「所得税の還付金」と、翌年の「住民税の減税分」を合計した金額です。

※注:
税率は「年収」そのものではなく、そこから基礎控除などを引いた「課税所得」によって決まります。以下の金額はあくまで一般的なモデルケース(独身・扶養なし等)での概算ですので、個人の条件により金額は変動します。

① 年収300万円〜400万円の方の場合

この年収帯では所得税率が概ね5〜10%ですが、それでも所得税の還付と住民税の減額をあわせて、約7万5000円〜10万円程度の節税効果が見込めます。

60万円の手術が、実質50万円台前半で受けられる計算です。

② 年収500万円〜600万円の方の場合

年収が上がると所得税率(概ね20%前後)も上がるため、戻ってくる金額も大きくなります。

トータルで約15万円前後のメリットが出る可能性があります。
これだけあれば、術後のケア用品を揃えたり、自分へのご褒美に使ったりできる金額です。

③ 年収800万円以上の方の場合

高所得の方は税率が高いため、医療費控除の恩恵も最大化します。

トータルの軽減額は16万円〜21万円以上になることもあります。
実質負担額が40万円台まで下がるケースもあり、申請しないと確実に損をすると言えるでしょう。

医療費控除を受けるための確定申告の手順

「確定申告」と聞くと難しそうですが、会社員の方であればやるべきことはシンプルです。
現在はスマホでも簡単に申請できます。主な手順は以下の3ステップです。

手順1:必要な書類を準備する

まずは以下のものを手元に揃えましょう。

  • ICL手術の領収書(再発行不可のクリニックが多いので、大切に保管してください)
  • 源泉徴収票(勤務先から配布されるもの)
  • マイナンバーカード(または通知カード+身分証)
  • 還付金を受け取る銀行口座番号
  • (あれば)通院にかかった交通費のメモ

手順2:申告書を作成する(e-Taxがおすすめ)

税務署に行く必要はありません。
国税庁のサイト「確定申告書等作成コーナー」やスマホアプリを使えば、自宅から申請できます。

画面の案内に従って、源泉徴収票の数字や領収書の金額を入力するだけで、還付金額が自動計算されます。

手順3:期間内に税務署へ提出する

確定申告の期間は、原則として翌年の2月16日から3月15日までです。

ただし、会社員の方が医療費控除だけで還付を受ける場合は「還付申告」として、1月から早めに提出できます。
期限ギリギリはサイトも窓口も混み合うので、早めに済ませてしまうのがおすすめです。

当院のICL(眼内コンタクトレンズ)治療の特徴

当院では、患者様一人ひとりの目の状態やライフスタイルに合わせ、最適な視力矯正を提供するために以下の体制を整えております。

3種類のレンズによる「オーダーメイド」の選択肢

国内でシェアの高い「EVO+ICL」に加え、老眼にも対応可能な「IPCL」、幅広い度数に適応する「アイクリル」の3種類を取り扱っています。

「他院で適応外と言われた」「老眼も同時に治療したい」といったご要望に対し、複数の選択肢の中から最適なレンズをご提案できるのが当院の強みです。

認定医による精密な適応検査とサイズ選定

眼内コンタクトレンズ手術の成功において最も重要なのは、目の中のスペースを正確に計測し、最適な「レンズサイズ」と「度数」を選定することです。
当院では、専門のトレーニングを積んだ認定医が最新の検査機器を用いて精密な診断を行い、術後の合併症リスクを最小限に抑えます。

乱視矯正への高度なこだわり

「視力は出ているが、なんとなくダブって見える」という不満を防ぐため、当院では乱視矯正にも注力しています。
具体的には、術中にイメージングガイドシステム(VERION)を用いて、より正確に乱視矯正を行うという方法です。

徹底した衛生管理とアフターフォロー

手術は高度な清潔環境が保たれた手術室で行い、術後の感染症対策を徹底しています。
また、万が一の度数変更や位置調整が必要になった場合でも、レンズを取り出し・交換ができる「可逆性」を活かした迅速なフォローアップ体制を構築しています。

よくある質問

Q. 手術費用はどのくらいかかりますか?また、追加費用はありますか?

A. レンズの種類により異なりますが、両眼で500,000円〜700,000円(税込)程度です。

この費用には、レンズ代・手術代・術後の一定期間の定期検診代が含まれます。
当院の治療は自費診療となりますが、確定申告の際の「医療費控除」の対象となります。
高額に感じられるかもしれませんが、コンタクトレンズやケア用品を数十年買い続けるコストと比較し、長期的な視点で選択される方が増えています。

Q. ICL手術のメリットとデメリット(リスク)を教えてください。

A. 主な内容は以下の通りです。

メリットデメリット・リスク
高い視覚の質: 角膜を削らないため、コントラストが鮮やかで、夜間の見え方も良好です。術後のハロー・グレア: 夜間に光の輪が見えたり、眩しさを感じることがあります(数ヶ月で慣れることがほとんどです)。
可逆性: 万が一の際はレンズを取り出し、元の状態に戻すことが可能です。合併症の可能性: 非常に稀ですが、眼内炎や白内障、眼圧上昇などのリスクを伴います。
お手入れ不要: 目の中に入れっぱなしにするため、日々の洗浄などは一切不要です。自費診療: 保険適用外のため、初期費用がレーシック等に比べ高額になります。
幅広い適応: 強度近視や角膜が薄い方でも手術が受けられます。

Q. 手術は痛いですか?時間はどのくらいかかりますか?

A. 点眼麻酔(目薬の麻酔)や前房内麻酔を使用するため、手術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。
押されるような感覚がある程度です。
手術時間は片眼で約10〜15分、両眼合わせても30分程度で終了します。日帰りでの手術が可能です。

Q. レンズは目の中で汚れたり、寿命が来たりしませんか?

A. レンズは生体適合性の高い素材で作られており、目の中で汚れたり、劣化したりすることはありません。
一度挿入すれば、基本的には半永久的に使用いただけます。
ただし、加齢に伴い白内障などの他の眼疾患が発生した場合には、レンズを取り出して白内障手術を行うことがあります。

Q. 手術後、いつから仕事や運動ができますか?

A. デスクワークなどの軽い仕事は翌日から可能ですが、目に埃が入るような作業や激しい運動は、術後の経過を見ながら1週間〜1ヶ月程度控えていただく必要があります。
洗顔や洗髪も数日間は制限がありますので、詳細なスケジュールはカウンセリング時にご説明いたします。

まとめ

ICL手術は、国が認めた「視力回復のための治療」であるため、医療費控除の対象となります。

年収や手術費用にもよりますが、確定申告をすることで数万円〜十数万円単位のお金が戻ってくる(または税金が安くなる)可能性が高くなります。
「手続きが面倒だから」と放置するのは、あまりにももったいない話です。

領収書さえしっかり保管しておけば、手続き自体はスマホ一つで意外とスムーズに終わります。
クリアな視界を手に入れるとともに、賢く制度を利用して、新生活のスタートを切りましょう。

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